尾道〜福山そして、いよいよ

朝、6時に目覚める。うぉ〜寒っ。
カーテンを開けると・・・お!晴れてんじゃん!ちょっとテンションが上がり出発準備に取り掛かる。

今日は、あまり具体的な計画は無く、このまま東へと県境の福山まで向かい、いよいよ『しまなみ海道』へと渡ろうと考えていた。時間があったら愛媛県の高井神島まで渡れるか?って感じ。高井神島への日帰りは土生15:35→16:29高井神島。高井神島17:45→18:32土生なら最終で日帰りが可能。島滞在1時間はあるので灯台往復は可能と読んでいた。

一応、予定はあるが別に高井神島は明日でもいいので久しぶりにまったりに進行。まずは尾道糸崎港松浜防波堤南灯台に向かうことにした。尾道糸崎港と名の付く防波堤灯台は資料によると3つもある。しかも港付近がごちゃごちゃしていてなかなか一般道から灯台が確認できない。
そして糸崎駅付近を通過して暫く走り適当なところを港へと入るとようやく小さい白灯台が見えた。堤防は短く余裕で到達できたのだが初点額を見ると尾道糸崎港吉和西防波堤灯台だった。あれ?尾道糸崎港松浜防波堤南灯台じゃないのか。ひょとして尾道糸崎港松浜防波堤南灯台は通り過ぎたかな?

灯台は今時にはめずらしい電球で電線付き。グリーンのフィルター?で緑色になるタイプ。この手の灯器って私が灯台に行き始めの頃はありふれていたんですが、今となってはなんとなく嬉しい感じになります。
更に東へと進むみ、松永湾をまわって戸崎瀬戸の手前にある港へ

尾道糸崎港戸崎北防波堤西灯台。地形図の通り沖にあり徒歩では近づけず、堤防を歩いて出来るだけ近くへと思いましたがまだ早朝で日が昇りきってなくあまりでした。
そして島のような半島の南東にある海老港西防波堤灯台へ。ここは陸続きで堤防も短く・・・。しかし堤防途中にバリケードが。私が行ったときちょうど漁師さんが戻ってきたところで船だまりからそのバリケードの扉の鍵を開けて出てくるところだったのでちょっとだけ灯台の写真を撮る時間をいただき、無事に根元到達に成功!

フェリーびんごが入港するところでした。
これから先は千年港方面へと向かいます。このあたりには地形図をみると3基の灯標があるようだ。

まず見えたのが赤塔の大野ゾワイ灯標 。ただ、この灯標は陸からかなり離れていてまり鮮明には撮影できなかった。クリクワゾワイ灯標とカタビラゾワイ灯標は見当たらず先に進む。内海大橋を渡り田島へと入る。まずは横島との間にある横田港へ向かう。県道53号を走っているとさっきまで走っていた千年港方面の対岸付近に緑塔のクリクワゾワイ灯標が見た。があまりにも遠く、撮影はしなかった。。。ん〜さっきは通り過ぎちゃったんだね。
そうしてまた暫く走ると赤黒のカタビラゾワイ灯標が見えてきた。コチラも遠いけど一応撮影(笑)まあ〜色形は判るので・・・。
そのまま西へ走り横田漁港へ到着。横田港一文字防波堤西灯台はその名の通り海の中の一文字防波堤に建っていて、近づくことは出来なかった。
来た道を戻り、今度は田島の東へ。ここには箱崎港箱崎一文字防波堤南灯台があるはず。

そして箱崎港に着いたが、この灯台も名前の如く海の中・・・。でも、ここからは対岸の阿伏兎灯台の白い塔体が確認できた(写真の白いの)。いよいよ阿伏兎灯台!春に怪我をしたところ。(覚えてないけど)

内海大橋を再び渡り県道47号で阿伏兎観音方面へ。ここは春も来たし、旅館「あぶと館」の看板もあるのでわかり易い。春に停めた駐車場へと車を入れる。あとから聞いた話でこの付近で倒れていた(笑)そうだが、全く記憶に無い。現地へ来れば何か思い出すのかと思ったが全く・・・です。まぁ〜あまり良くない思い出なので別にイイか


灯台へはその駐車場より少し戻った感じの遊歩道の入口から上り階段を登る。

まさしく遊歩道って感じです。

ちょっと急な上りを歩くこと5分ほどで遊歩道から岬方面へと踏み跡の様な道を右折すると灯台がありました。ん〜〜〜私にとって鬼門となった阿伏兎灯台に半年後にようやく来れました!ちょっと感無量w でも灯器はLEDでした。

↑↑↑これがその時に撮った阿伏兎灯台の点灯時の写真。これがGWの旅最後の写真でした。この時はまだ不動レンズ(300mm?)だったのに

駐車所には観光案内の看板もありました。

これで、今回の旅の目標をまた一つクリアー。福山方面へ進みます。

県道47号で平漁港方面へ。すると運転中窓から島より伸びた堤防の先に防波堤灯台が見える。ほっほ〜いいロケーション。行ってみたい。地図を見ると玉津島のようだ。ってことは福山港玉津島防波堤東灯台か?
港も防波堤も見えているのだがなかなか近づけず、凄い狭い道を通り何とか漁港近くの空いたスペースに駐車することが出来、早速灯台へと向かう。

まずは港から途中の玉津島まで防波堤を歩いていく。パッと見近そうに見えるが堤防が折れ曲がっていて結構距離があった。
島には(整備された)道はなく南回りに踏み跡のような感じで道がある。おそらく釣り人の通路だろう。島は小さいので程なく対岸の堤防付近まで来れた。そこからは更に伸びた堤防と灯台が見える。しかし、その堤防に降りる道が無い。崖伝いを降りれば、降りれなくも無さそうだが、果たして帰りに上れるかが不安な感じだったので別のルートを探す。

すると、草に覆われていて判りにくかったが道があり、進んでいくと神社があった。
この神社、地図にも鳥居のマークがあるのだが放置状態でした。

でもその神社の鳥居からは先の堤防への道があった。
最後の岩場はちょっと急でロープもありませんでしたが足場を確認しながら堤防へ

堤防を歩いていきめでたく灯台へ到達。このときちょっと風があり堤防には潮が被っていた。記念額を確認すると灯台はやはり福山港玉津島防波堤東灯台だった。

yahooの衛星写真。私ってこう云う防波堤灯台のロケーションってかなり好きでして・・・。今回も凄く楽しかった。まぁ天気もよくって釣り人も居ませんでしたので。この防波堤からは福山港靹一文字防波堤灯台も確認することができた。
私の資料ではまだ福山港小皇后灯標があるのだがここはもうパスにしていよいよしまなみ海道へと向かうことにした。

県道17号を引き返しR2に入りまずは向島にある尾道灯台と牛ノ浦灯台に向かう。
向島へは西瀬戸自動車道ではなく尾道大橋有料道路で行ったので厳密にはまだしまなみ海道ではないのかもしれない。料金は150円でした。こっちのほうが安いのかな???
まずは手前の尾道灯台へ。R317で尾道への渡船が出ている福本渡船方面へ市街地を抜けていく。しかしこの道が狭く、ホントに船着場があるの?って感じの道でした。地図を見ながら灯台近くと思われる駐車スペースに路駐して、高台に向かう道を発見。

この看板があるコンクリートの上りを進む。

暫くするとヘアピンのような折り返しになる。真っ直ぐ行くと民家で行き止まり。

ヘアピンを曲がり進むと広場があり、判り難いが神社への参道のような道を更に進む。(さっきの民家の裏へ出る感じ)鳥居を右折すると灯台が見えた。

しっかし、ここ全く撮影スペースが無く、持ってきた高倍率ズームの広角側の18mmでは全体像が収まらない。仕方なく一度車に引き返し広角ズームを取りに行きました。戻ってきて撮影。記念額は『小歌島燈台』となっていた。
来た道を引き返すと途中で向島ドックが見れた。船は入って居ない。

横須賀で見たドライドックを思い出した。
車へと戻り西へと進む。カーナビに灯台マークがあるのでそれを目指して進むと尾道水道に出た。岸に沿った道を進み灯台手前まで来ると行き止まりだった。

上の写真の先に灯台があるはず・・・。なんか工事資材の廃材が放置してあるような雑然とした中を進むと結構急なのぼりの崖?になり、しかしここしか進むところも無いので手で木を掴みながら進むと広い舗装路に出た。そうして左側に灯台発見。

付近は住宅地が建設中でしっかりした舗装路がすぐ近くまで来ていた。なんだよ牛ノ浦灯台は東から来れば訳なく到達できたのか。灯台付近はネットの柵がありあまり景観は良くない。しかも灯台近くは封鎖されているので記念額を撮影するために乗り越えるしかなかった。そうしてやや苦労して向島を出る。
向島ICからは西瀬戸自動車道"しまなみ海道”で因島へ。

これがホントのしまなみ海道。見晴らしも良い。尾道方面からだと南では下りれないので北で降りる。R317で島の北を目指していくと駐車場があった。


ここに駐車して看板に従って行くと大浜埼灯台の入口があった。

山道のような階段を上って行くと

灯台の案内看板が

大浜埼灯台記念館へ到着。高台なので眺めは良い。天気も雲の流れが速く晴れたり曇ったりだったが時折日差しも望めた。この潮流信号所の跡は記念館になっているようだがこの日は休館のようで開いていなかった。駐車場には数台の車が停まっていて人も居たのだが灯台付近は全く誰一人居なかった。

この灯台にも昔は円形の壁があったようだが現在はその大部分が柵に置き換わっていて現在は海と反対側のごく一部に残っているだけです。ここも見た感じはコンクリートでした。
明治期の保存灯台である大浜埼灯台は明治27年の初点で石造り。周りが公園化されているので小佐木島灯台や大下島灯台とは雰囲気は違い、どちらかと言うと中ノ鼻灯台になんとなく近い感じがしました。灯器は不動レンズのようでした。

ここで結構時間を掛けて景色を見たり写真を撮ったりしました。
さて・・・次ですが

つづく


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